産業用ロボットの点検・定期メンテナンスの実態とは

ロボットの“健康診断”って何するの?

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Jun 26, 2025

■ なぜ、ロボットに“健康診断”が必要なのか?

産業用ロボットは、長時間・高負荷の稼働が当たり前。
知らないうちに部品が摩耗したり、動きがズレたりすることもあります。

しかし、故障が起きてからでは、修理費用も時間も大きくなりがちです。
だからこそ、「ロボット 健康診断」や「ロボット 点検サービス」が注目されています。

Asset Marsのロボットホスピタルでは、定期的な診断・メンテナンスを通じて、
ロボットが“止まらない現場”を支えるお手伝いをしています。

■ ロボット点検では、何をチェックするの?

以下は、当社が行っている産業用ロボットの健康診断サービスの基本メニューです。

1. 外観・可動部チェック

  • アームの動作精度や摩耗の確認
  • ケーブルやセンサー配線の断線チェック
  • 潤滑油漏れや本体の劣化状態の確認

2. 動作テスト(自動・手動)

  • 各軸の反応速度・ブレ・異音の有無
  • 制御エラーの発生頻度や傾向確認
  • 加速度センサーによる動作の安定性評価

3. 制御系/電気系チェック

  • コントローラ内部の温度・ファンの状態
  • 通信系統(I/O)の信号遅延・不安定要因の分析
  • バッテリー残量やエラーログの確認

■ ロボットメンテナンスはどれくらいの頻度が理想?

目安としては、以下のような周期をおすすめしています:

  • 標準稼働(1日8時間程度):年1回の健康診断
  • 重稼働・高温環境:半年に1回の点検+年1回のフルメンテナンス
  • 高精度が求められる工程:3ヶ月ごとの簡易チェック

放置してしまうと、思わぬ停止や高額な修理につながることもあるため、
予防保守としての健康診断は「コストを抑える投資」になります。

■ 故障する前に、「診る」時代へ

「まだ動いてるし問題ない」ではなく、
「今のうちに診ておこう」が、ロボット運用の新常識。

Asset Marsのロボットホスピタルは、
メーカーでは対応しづらい個別環境や古い機体にも柔軟に対応し、
現場に合わせた“ロボット健康診断”をカスタマイズ提供しています。

ご相談・お見積りは問い合わせフォームより

  • 対象ロボット:FANUC、安川、デンソー、川崎、三菱 ほか対応
  • 出張点検・定期契約・スポット依頼 すべて可能