ロボットホスピタルが目指す、持続可能な未来のものづくり

“壊れたら捨てる”から“直して育てる”へ

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Jun 26, 2025

■ まだ使えるロボット、捨てていませんか?

産業用ロボットは、製造や物流現場の自動化を支える重要な存在です。
しかし、多くの現場では「故障=買い替え」という流れがいまだ一般的です。

メーカーのサポートが終了した、型番が古い、パーツがない——。
そうして本当はまだ使えるロボットが、“動かないまま”放置され、やがて処分されてしまうケースが後を絶ちません。

それに対してAsset Marsは、こう問いかけます。

「それ、本当に捨てなきゃいけないんですか?」

■ Asset Marsの答え:ロボットを“再生”させる場所をつくる

私たちが手がけているロボットホスピタルは、
サポート終了ロボットや不調機体に対して、修理・再生・延命処置を行うサービスです。

  • モーターや関節部の異常動作の修正
  • 制御系の再設定、古い制御盤の入れ替え
  • 互換パーツの調達と代替設計
  • 動作チューニングや新用途へのカスタマイズ

こうしたアプローチにより、「壊れたら終わり」を「直せばまた使える」に変える選択肢を提供しています。

■ ロボットのメンテナンスは、SDGsとつながっている

ロボットホスピタルが目指すのは、単なる延命ではありません。
資源を循環させ、持続可能な社会に寄与するインフラ構築です。

ロボット修理とSDGsの接点

  • 目標|つくる責任・つかう責任
     → 高額なロボット機器を長く使うことで、廃棄物削減と資源効率を向上。
  • 目標|産業と技術革新の基盤づくり
     → 中小製造業の生産安定性と技術維持への貢献。

このように、ロボットの延命や再活用は、サーキュラーエコノミーの実践でもあるのです。

■ 「直す」という文化を次の世代へ

高度に自動化された社会では、ロボットは単なる道具ではなく社会インフラの一部になります。
だからこそ、「壊れたら買い替える」のではなく、
「どうやって直して、育てながら使い続けるか」が、これからのロボット運用における新しい常識です。

Asset Marsは、「修理文化」の復権と「ロボットのかかりつけ医」というポジションを通じて、
人とロボットが長く共存する未来を静かに支えていきます。

Repair is the New Standard

修理は、コスト削減だけでなく、技術継承・資源循環・現場力の持続という意味でも欠かせない考え方です。
ロボットのメンテナンスや延命も、そのひとつ。

Asset Marsのロボットホスピタルは、“使い捨てない未来”を現場から支える小さな社会装置です。

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  • サポート終了後の古いロボット機器
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