“一等地”より、“繋がる地”がいい
ロボットと、もっと長く暮らせる社会へ。
ロボットが止まると、現場が止まる。
それでも、ロボットの不調にすぐ対応できる体制は、まだ世の中に多くありません。
メーカーに修理を依頼しても、「部品がない」「古すぎる」「対象外です」と言われてしまうことは珍しくなく、結局“動かないまま”放置されたロボットが、工場や倉庫の片隅に静かに眠っていたりします。
私たちは、そんな現場をたくさん見てきました。
たとえ古くても。メーカーが対応しなくても。
診て、調べて、パーツを替えて、動きを微調整すれば、もう一度現場に戻れるロボットは、思った以上に多くあるのです。
それを実際にやっているのが、Asset Marsのロボットホスピタルです。
産業用ロボットの修理・延命・カスタマイズに対応し、メーカーとは異なる立場で、現場にとって必要な「もうひとつの選択肢」を提供しています。
私たちは今、ロボットのある社会の入口にいます。
工場や物流現場にとどまらず、家庭や店舗にもロボットが入り始めています。
そしてこれから10年、ロボットはますます「人のそばにある存在」になっていくでしょう。
だからこそ、ロボットにも“かかりつけ医”が必要なのです。
「どこか調子が悪い」「ちょっと様子がおかしい」そんなときに、気軽に診てもらえる場所があること。
そして、“壊れたら終わり”ではなく、“直して使い続ける”という選択肢があること。
それが、ロボットと長く暮らしていく社会のインフラになると、私たちは信じています。
Asset Marsがロボットホスピタルを始めたのは、技術力を誇示したかったからではありません。
「もったいないな」と思ったから。
「直せるのに、誰も直さない」現場に対して、「それなら自分たちがやろう」と思ったからです。
完璧な仕組みじゃなくても、正解じゃなくてもいい。
でも、目の前で止まっているロボットに、もう一度動くチャンスを。
その想いだけは、絶対に手放したくないと思っています。
ロボットが当たり前にいる未来を見据えて、私たちはまず、“直せる”という選択肢を社会に根付かせたい。
ロボットホスピタルは、まだ始まったばかりの小さな取り組みですが、
その向こうにあるのは、「誰かの困った」を動かすことから始まる、大きな変化です。
Asset Marsは、動かない理由をひとつずつなくしていく会社です。
その第一歩として、ロボットと向き合っています。